実はあまりしられていない「みかん」のダイエット効果に注目しました。
みかんには美肌によいといわれるビタミンCや、薄皮、いわゆる白いところには、ペクチンという水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。これには、おなかの中で水分と一緒になると膨張するという性質があるそうです。そのため、満腹感が得られやすく、食事の量を減らすのに効果的。便秘の改善にもつながります。また、みかんに含まれているクエン酸、ビタミンB群・E、カロチンには、新陳代謝を高め、血行をスムーズにする効果があるそうです。
ダイエットには焼きみかん&焼きみかん酒が効果的
そんなみかんの効果を活かし、ダイエットに効果のあるという、焼きみかんと焼きみかん酒のつくり方を紹介します。
●焼きみかんのつくり方
材料はみかん1個。まず40~50℃くらいのお湯で1分ほど湯通しし、軽くこすります。そして中火のガスコンロなどで網焼きにします。表面が少し焦げて皮がパンパンになったら食べごろです。アルミホイルで包んでオーブンで10分くらい焼いてもできます。
食べるときは果肉を包んだ薄皮(白いところ)ごと食べます。外側の皮も食べられます。そのまま食べても、オレンジティーなどに使ってもよいそうです。
●焼きみかん酒のつくり方
材料は小ぶりのみかん1個、日本酒100~150ミリリットル。みかんを1個をそのまま焼き網で、皮に焦げ目がつくまで焼きます。熱かんにした日本酒100~150ミリリットルをコップに入れ、みかんの皮をむいていくつかの房にわけて入れます。箸などで軽く潰して出来上がりです。冷めないうちに飲みます。コップの底に残ったみかんも食べるようにしましょう。
熱かんにしているのでアルコール分はだいぶ飛んでいますし、みかんのほどよい甘味と酸っぱさが日本酒にしみ込んでいるので、お酒の弱い人でも安心して飲めるそうです。
焼きみかんを食べればお腹も膨れますし、胃のあたりから体がぽかぽかしてきます。焼きみかん酒を飲むと、アルコールによって血流が増加するため、みかんに含まれているクエン酸やビタミン類が体中にいきわたります。冷え症の改善にもつながるそうです。
そして、みかんの効果によって基礎代謝量(内臓の働きや体温を正常に保つために必要な最低限のエネルギー)が増加し、ダイエットの助けにもなるのです。
ほかにもまだあるみかんパワー
みかんにはダイエット以外にも、まだまだかくされた力がたくさんあります。
高血圧や脳梗塞の予防にもなるといわれていますが、原因ははっきり分かっていません。でもおそらくは、余計なナトリウムを排出するカリウムの効果ではないかといわれているそうです。カリウムは水に溶けやすいためほかの野菜などでは失われてしまいがちですが、みかんはそのまま食べられるため効率よくとることができます。
ほかにもみかんに含まれているβクリプトキサンチンという色素成分が、糖尿病やボケ防止、さらにはガン予防に役立つという報告もあります。
何気なく食べてるみかんには、こんなにもすごい効果があるのです。ダイエット、そして健康維持のためにも、ぜひみかんをお役立てください。