
食事をしながら痩せて行く・・・それがDITダイエットの特徴です。
DITとは食事したときに起こる反応のこと。Diet Induced Thermogenesisの略で食事誘導性熱代謝とか食事誘発性体熱生産などと訳されています。
DITダイエットのメカニズム
スポーツ選手は驚くほどの量の食事をとっています。しかし、太っている人はあまりいません。それは練習で体を動かしているためだ、と考えるかもしれませんが、80キロカロリーを消費するのには、強めのウォーキングが30分も必要になります。それを考えると、摂取カロリーのほうがはるかに多いのに、なぜ太らないのでしょうか?
その秘密は、「DITダイエット」のメカニズムに関係ありそうです。
人間の体は香りや目からの刺激で食べる準備をし、唾液やアドレナリンを分泌します。そして、食べ物が胃には入れば、消化・分解・吸収を始めます。その結果体がぽかぽかと温かくなってきます。
こういった一連の働きをDIT反応といい、それには相当量のエネルギーを消費しているそうです。
このDIT反応を高めるのがダイエットへの近道です。
個人差のあるDIT反応
摂取されたエネルギーは次の3つによって消費されます。生命を維持するのに必要な「基礎代謝」、会社に行って仕事をしたり、掃除や洗たくをしたりといった「生活活動代謝」、そして「食事誘導性熱代謝(DIT)」です。
DIT反応によるエネルギー消費量は、生活活動代謝で使用するエネルギーに匹敵するとさえいわれています。
しかしその消費量は個人によって大きく異なるそうです。いわゆるやせの大食いといわれるタイプはこの反応が強い人。食事の際に、エネルギーを活発に消費してくれます。逆に太りやすい人はほとんど反応しません。エネルギー消費量が少ないので、少ししか食べなくてもそのまま脂肪として蓄積されてしまうそうです。
DIT反応をたかめる食事の仕方
ではどうすればこのDIT反応を高めることができるのかというと、以下のような食事の仕方がよいそうです。
朝食をしっかりとる
DIT反応は朝がもっとも高く、昼から夜にかけて次第に弱くなります。
食事の前に運動する
DIT反応による脂肪を燃焼する量が多くなり、エネルギーにする働きが長く続きます。
歯ごたえのある固いものを食べる
脳が刺激されDITの反応がアップ。食材の中にこれを1、2品プラスするのがおすすめです。
ゆっくりかんで食べる
食事中や食後のエネルギー代謝が活発になり、蓄積されるエネルギーが減少します。
温かい食事をとる
冷えたものよりも体を刺激して熱を生産し、体が活発に活動します。
おいしい食事をとる
DITはおいしい料理に強く反応します。満足感も伴うので、間食防止にもつながります。
高たんぱく質の食事をとる
エネルギーに変わる量が多く、持続時間も長くなります。鶏卵、チーズ、魚介類、肉類、大豆、大豆製品などを積極的にとるようにしましょう。
食後にコーヒーかお茶を飲む
コーヒーに含まれるカフェインは脂肪分解酵素を活性化、利尿作用も高めます。お茶に含まれるタンニンやサポニンは脂肪を分解し、カテキンは血糖値を下げます。ただし砂糖は抜くように。

