アメリカ生まれ、日本肥満学会でも推奨する本格的なダイエット法が「行動療法」です。

肥満の人のライフスタイルのなかには、肥満をつくる要因がかくされている・・・現代医学では肥満をそうとらえます。だから、生活習慣を見直し、肥満を引き起こしている要因を改善していけば、自然に肥満を解消することができる、ということになります。それを総称して行動修正療法といいます。

肥満の要因を見つける


この方法は、食事日記や行動メモをつけることにより、自分の生活習慣や行動のなかに肥満の要因をみつけ出し、それを自覚し、取り除く努力をすることがダイエットにつながる、というものです。

この行動修正療法によって、自分がなぜ太ったのか、太っているのかをしっかり分析できれば、ダイエットは9割がた成功したも同然。

テキストただし、人間の肥満は、遺伝的要因と環境的要因の二重構造からできあがっているので単純に食べ過ぎなければよい、というものでもなさそう。その要因の影響度は、遺伝が3~4割、環境が6~7割と考えられていますから、環境から肥満の要因を排除するだけでも、単純に計算すれば、現在の肥満の6~7割は改善することが可能ということになります。

じゃ、あとの3~4割は? といえば、これはもう、あきらめるしかありません。なぜならば、遺伝的に肥満要因を持って生まれたということは、決してマイナス要因ではなく、人類という種からみれば、優れたサバイバル能力でもあるからです。

現代日本は飽食の時代・・・でも、同じ今という時間に、世界では飢餓に苦しむ多くの人たちがおり、日本人であっても、わずかに60年近く前には、戦後の食糧難で飢餓にあえいでいたのです。

そんなときに、同じ食糧でもより多くの体脂肪を蓄えることができる能力をもっている人は、飢餓を克服することができる優れた能力の持ち主。だから、洋の東西を問わず、飢餓を乗り越え、子孫を残すことができるふっくらと太った女性の裸体は、最高の芸術作品となってもいるわけです。

でも、そんなことはどうでもいい、サバイバル能力なんてなくてもいいから、とにかくスリムになりたい、という人のために、まずは6~7割がた肥満を解消する行動修正療法をご紹介しましょう。

食事日記と生活活動日記をつける

行動修正療法とは、まず、自分の生活習慣や行動を克明に記録することから始まります

1. 食事日記をつける
食べたものをすべて、細かく記入。食事時間や献立、食事量の目安を記入するほか、「何をしながら」「どんな気分で」食事をしていたかなど、その時の状況も詳しく記入。常に持ち歩き、食べ終わったらすぐに記入するくらいの熱心さが成功の秘訣に。

2. 生活活動日記をつける
起床から就寝まで、タイムスケジュールに添って細かく記録。
例)「夜の7時から27分間、自宅でお茶を飲みながらテレビをみていた」というように。

3. 体重を記録する
体重計の針の動きに一喜一憂するのは愚かでも、減量を確認できれば、励みにもなります。また、体重を測るという行為だけでも意識がダイエットに傾くため、ほかに何もしなくてもわずかの減量は可能です。体重測定の目安にはいろいろな説があり、最低週1回というものから1日4回まで、医師によって違いがあります。でも、毎日同じような条件で体重測定し、それを折れ線グラフに書き込む習慣をつけます。

4. 運動量を記録する
体重のグラフに重ねて、運動量もグラフ化しておきましょう。もっとも簡単なのが1日の歩数を万歩計で測ることです。朝、目覚めとともに万歩計をつけ、就寝前に外して記録することを習慣づけます。

5. 記録を分析する
記録は少なくとも1カ月は続けます。始めてから2週間くらいたったら、記録の分析を始めましょう。第3者の目で客観的に自己分析することが大事。これによって、自分特有の肥満につながるパターンを発見していきます。そして、発見した要因を避けるように工夫をしていくことで実質的なダイエットがスタート。

長期的にゆっくりダイエット

英語のダイエットという言葉のもともとの意味は「政策・方針」。つまり、自分の「生き方を決める」ということ。この意味の通りダイエットは、ゆっくりと、長期的に取り組んでいくことが大切、と現代医療のなかで肥満外来では考えます。 肥満外来における医師の役割とは、あくまでもコンサルタント。何を、どのように改善していくかの選択権はすべて本人次第。

何が原因で太ったのかを毎日の生活のなかからみい出し、太りにくい生活習慣に変える・・・肥満治療は、このライフスタイルが変えられるかどうかが勝負どころのよう。

ライフスタイルが変わらない限り、どんなダイエット法を行おうと、やめれば元の木阿弥。即、リバウンドをしてしまいます。リバウンドするのは、何も巷のダイエット法だから、というわけではなく、現代医療の肥満外来で、正規に治療を受けても同じこと。人まかせにせず、あくまでも自力で達成してこそ、本当の意味でのダイエットが可能になります。

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